【メキシコシティ】〜4日目〜 歴史の謎に迫る テオティワカン遺跡
【メキシコシティ】〜4日目〜
今日のメインイベントは「テオティワカン遺跡」に行くことです。
メキシコシティから50kmくらい離れていますが、バスで1時間くらいでいけます。
ツアーで行くこともできますが、予算的にも厳しくなんといってもメキシコ人の友達と一緒にいたので自力で行く以外の選択肢はありませんでした。
北へ向かうバスが発着する北バスターミナルへ地下鉄を乗り継ぎながら目指します。バス料金は、たった往復104ペソ(約560円)です。
バスは郊外を出て高速に乗り1時間弱で到着しました。バスを乗る上で注意すべき点があり、ティオティワカン遺跡はこのバスの終着駅ではないということです。私はバスで爆睡していたのですが、メキシコ人の友達はしっかり起きていて遺跡のバス停留所手前で起こしてくれました。
入場料は80ペソ(約500円)でした。
標高2000m近くの土地にこのスケール。巨大都市、テオティワカンは12世紀ごろアステカ人によって廃墟として発見されます。テオティワカンは紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した都市で人口も10万人超。この数字はローマ帝国の都・コンスタンティノープルにも劣らない数です。こんな場所に世界最大級の街があったのです。
建設技術も最高峰で、テオティワカン遺跡の太陽のピラミットは65mの高さを誇り世界3番目の大きさになっています。しかし、このピラミッド、登ることができます!登ることができるピラミッドの中では世界最大です。
この遺跡、現在に至るまでたくさんの謎に包まれています。
13世紀にアステカ人によって発見され、アステカ人はこの廃墟となった遺跡のスケールの大きさに驚き神が建てたと思い「神々の都」と命名します。発掘が進んでいない大きな理由は、発掘自体が1967年から始まったこと、また文字や他の媒体の記録がほとんどないことです。未だに、どの民族が建てたのかも分かっていません。
このような高地に発達した数学や天文学を駆使しつつ、巨大な石を積み上げた民族。
私たちが生きている間に謎は解明されるのでしょうか?
太陽のピラミッド。高さ65mでこの遺跡の中で一番高い。
一番上まで登るとさすがに息が切れます。
これはサボテンの実です。メキシコではサボテンが至るところに育っています。
このサボテンの実食べれます。そして実際に食べてみました。皮を向いて唐辛子と塩が入った袋に入れてよく揉みます。メキシコではトゥナと呼ばれています。
スイカにすごく似ていました。スイカの食感を少し硬くして甘さを抑えた感じです。水をあまり必要とせず成長するものの、栄養価は非常に高いです。
1kg買っても200円にもいかない物価なので、止まることなく私と友達は食べます。私は合計5、6個食べました。
この食べ物、メキシコの露天販売で時折、売られているところを見ました。しかし、この食べ物一つ問題があります。栄養価が高い一方で、大量に食べると副作用で腹痛を引き起こす場合があります。
この日、翌日は大丈夫だったのですがアメリカに帰国するとお腹を下してしまいました。食べすぎには注意してください。笑
テオティワカン遺跡をゆっくりみたあとはお腹がすいたのでレストランを探しました。
遺跡周辺には、洞窟(?)の中で食事ができるレストランがあるそうです。
タクシーを捕まえて、道を走ること5分。すぐに到着しました。
レストランを見つけるのは簡単でしたがなんと店の入り口にはたくさんの人が。。
私たち「すみません。二人だと入るのどれくらいかかりますか?」
店員「1時間くらいです。」
周りにはお土産屋もあるし、他にも見るところある。これはいける。と思い待つことにしました。
待ち時間に日差しが強い日だったのでメキシコのビールで乾杯。
この、唐辛子と塩と一緒にビールを飲むのくせになります。不思議にも辛くもなくしょっぱくもないです。
ラ・グルータ(La Gruta:スペイン語で洞窟という意味)の名前のレストランです。
このレストラン700人を収容できるらしいです。それなのに1時間待ち笑 物凄い人気なレストランです。30分おきくらいに一度、伝統的な衣装らしきものを身にまとった人が正面に備え付けられた舞台の上に出てパフォーマンスしてくれます。
料理も美味しく雰囲気も楽しめてとてもいいレストランでした。機会があればまた訪れたいです。
階段にろうそくが置いてあります。
この後はバス停までタクシーで行きバスで帰りも爆睡し友人宅の滞在先に帰りました。笑
では、また次回。