【アラスカ】 デナリ国立公園 〜5・6日目〜
【アラスカ】 デナリ国立公園 〜5・6日目〜
朝10時に起き、荷物をまとめてAirbnbを出たのは11時。
デナリ国立公園はフェアバンクスから200km南のところにあります。
約3時間ほど、周りの景色を楽しみながらドライブを楽しみます。
デナリ国立公園の総面積は24000平方kmにも及びます。この数字はパッとしないと思いますが四国がすっぽり入ってしまうほど大きいです。これでもデナリ国立公園はアラスカ州で４番目に大きい
デナリ国立公園では自然保護のため入り口から一本の自然道が150km伸びているのみです。
野生のムースをみることができました。
公園内でにあった川での写真。紅葉が綺麗です。→
デナリ国立公園には北米最高峰のマッキンリー山がそびえ立ちます。
9月の１ヶ月のうち完全にマッキンリーが見えるのは5日ほどらしいです。
私たちの行った日は曇っていて全く見れませんでした。また次回への楽しみとして残しておきます。
ビーバーの生息する池らしいです。あいにく見られませんでしたが笑
いつの日かは覚えていないですが、国語の時間に教科書でアラスカのことに関する文章を学んだことが記憶にあります。筆者は星野道夫という探検家で写真家でした。彼は若くしてアラスカの自然に惹かれ旅に出ます。
結果的に彼は43歳にしてアラスカの地で熊に襲撃され遺体として発見されます。
彼の冒険心は計り知れないもので、冒険家以外として著者として数々の名著も残しています。
その中でひとつ有名な本の抜粋を紹介したいと思います。
「僕が暮らしているここだけが世界ではない。さまざまな人々が、それぞれの価値観をもち、遠い異国で自分と同じ一生を生きている。つまりその旅は、自分が育ち、今生きている世界を相対化して視る目を与えてくれた。それは大きなことだった」-星野道夫
この考えに私はとても同感できます。私たちが日本のどこかで満員電車に揺られらながら通勤している忙しい朝は、世界のどこかでは誰かの豊かな自然のなかで暮らしている夜なのかもしれない。星野さんは私たちの暮らしに警鐘を鳴らします。慌ただしい人間の営みと平行して、もうひとつの時間が流れていることをこころのどこかで感じていたいです。
私たちは日常生活の些細なことで感情を左右されてしまうような浅い心も持っている一方で、純粋に綺麗な景色をみることで感情を豊かにする深い心も兼ね備えています。世界は広いことと私たちの生き方がすべてではないことを教えてもらいました。
星野さんがこれほどアラスカに惹かれる理由が少しは分かった気がします。
デナリ国立公園はフェアバンクスとアンカレッジのちょうど間にあり行きづらいですが、行く価値は非常にあると思います！
6日目は、デナリ国立公園を出発し３時間かけて州都・アンカレッジまで行きゆっくり体を休めました。
それでは、また次回！
【アラスカ】フェアバンクスでオーロラを見る 〜4日目〜 チナ温泉に行く
【アラスカ】フェアバンクスでオーロラを見る 〜4日目〜 チナ温泉に行く
目が覚めたのは朝の11時。
3日目ということで本日がフェアバンクス滞在最終日です。
今日はチナ温泉に行きます。
朝ごはんを食べて準備すると12時。
この日も朝から曇りでオーロラが見れそうにありません。
チナ温泉はフェアバンクスから kmほど離れていて車で2時間ほどかかります。
私たちは昨日レンタカーを借りました。今日から本格的にアラスカの地を駆け回ります！
２時間のドライブを終え、やっと温泉に到着しました。
見ての通り少し空が曇っています。
チナ温泉は唯一アラスカで年中を通して営業している温泉です。最寄りの町はなんと100km離れたフェアバンクス。チナ温泉までは一本道があるだけで人の家も店もない、なんとも大自然です。もちろん、チナ温泉はガスも電気も通っていないため完全自家発電となります。水道水は温泉から汲んだお湯をろ過していたので少し硫黄の匂いがしました笑
到着して早速温泉に入ってみました。入浴料は15＄でした。
周りの木々は紅葉の時期で、アラスカの景色を眺めながら温泉に堪能するのは私にとって特別なものでした。
またアメリカに留学中で、5ヶ月ほど湯船に浸からないシャワーだけの生活だけだったので温泉に入ることは何か私を懐かしい気持ちにさせてくれました。
硫黄の匂いがとてもしました。チナ温泉は源泉をそのまま温泉として利用しています。北米で例をみない温泉で、温泉の水深は少し深めで日本のように温泉を座って楽しむのではなく立ったまま湯に浸かる様式でした。日本にいた時は定期的に温泉に通っていたので温泉付きの私にとって久しぶりの温泉は最高でした！
温泉をかれこれ３時間ほど楽しみ、その日はAirbnbに帰り、曇っていたのでオーロラを見に行くことはせずゆっくりと体を休めました。
こうして振り返ると４日間に渡るフェアバンクスでのオーロラ鑑賞の旅は終わったわけですが結果的に考えてみるとオーロラを見れたのは2日だけでした。また完全に雲のない状態で見れたのは1日だけでした。運が良かったのか悪かったのか。。
みなさんがもしオーロラを見に行くことがあれば少し長めに滞在することをお勧めします！
明日からはアラスカを南下し州都のアンカレッジを目指し始めます！その途中でデナリ国立公園で一泊するといった感じです。
それでは、また次回。
【アラスカ】フェアバンクスでオーロラを見る 〜3日目〜 アラスカの食べもの紹介
【アラスカ】フェアバンクスでオーロラを見る 〜3日目〜 アラスカの食べもの紹介
こんにちは。
4時半ごろに就寝し、起きたのは12時ごろでした。完全に昼夜逆転しています笑
今日がオーロラを観測するために滞在しているフェアバンクスの3日目です。
しかし気になる天気は、
空一面に 曇り！
予想では明日の朝までこの曇りは続くそうです。本日のオーロラ観測は絶望的です。
とは言ってもアラスカの魅力はオーロラだけではありません！
まず、グルメ！
アラスカを代表する料理と言えばこれ→
グリルサーモンです。新鮮なサーモンが手に入るアラスカでは絶対に食べたい一品です。
こんな感じで大きなグリルで特製のソースを塗って豪快に焼いてくれます。→
僕たちが食べたところはSalmon Bakeという店でした。食べ放題で30＄ほどでした。
この日は後から期末試験を終えた友達と合流し、オーロラを見るのに最適な場所に行くもやはり天候運に恵まれずこの日にオーロラはみれませんでした。試験を終えてすぐに出発という忙しいスケジュールでしたがフェアバンクスに長めに滞在して良かったです笑
私たちはすぐにきっぱりと諦め2時くらいにAirbnbに戻り明日に備えて早めに寝ました。
【アラスカ】フェアバンクスでオーロラを見る 〜2日目〜 雲ひとつない空の下でのオーロラ鑑賞
【アラスカ】フェアバンクスでオーロラを見る 〜2日目〜 雲ひとつない空の下でのオーロラ鑑賞
こんにちは。
ファストフードでさっと朝食を済ませ、時刻も10時30分ごろでした。
僕たちは予約したAirbnbに向かうため、3kmほど重い荷物と食料を持って歩きました。
アラスカの9月は秋です。フェアバンクスの街は静かで道には紅葉がところどころ色づいており、ただ歩いているだけで街並みが綺麗で気分が高揚しました。
アラスカというと寒いイメージがあるが秋は実際はそんなに寒くないんです！
9月の平均気温は最高気温が14度、最低気温が3度くらいです。
ようやく、Airbnbに到着しました。私たちは二日目のオーロラハンティングに向けてしばらく寝ることにしました。
そして起きたのは午後3時。。今夜オーロラをみるためにツアーを申し込もうと街に出かけます。
街をぶらぶらしていると、面白いお店がありました。そこには、動物の骨の標本や大量の使用済みナンバープレートがありました。
そこで、私が買ったものがこれ→
12＄でした。値段はナンバープレートの種類や古さと保存状態によるらしいです。高いものでは60＄、一番安いもので5＄ほどでした。
アンティークコレクション好きの私にとってはたまらないお土産になりました。ふらっと気になった店に入って思わぬものを探すことはまるで宝探しのようなものでいつもワクワクします。これはなかなか旅の醍醐味だと思います。
ちなみにナンバープレートの下に書かれている『The Last Frontier』はアラスカ州のニックネームです。日本語だと『最後の辺境』と訳されます。つまりアメリカ北西部の州、アラスカ州ということです。このネーミングセンスはなにか冒険をするみたいでかっこよくて私は気に入っています笑
お土産の話はさておき、近くのホテルから出ているツアーはオーロラツアーが一人あたり50＄でした。大きめのバンに乗り込んで集まった人たちでオーロラの見えるスポットに向かうようなものです。その日の夜の天気予報は晴天だったので、今晩は雲のないところでオーロラが見れるかと思いすぐに申し込みました。少し高い気がしましたが。。
Airbnbの宿に戻り、昨日ウォルマートで買った食料を調理して腹ごしらえをします。
そうこうしていると、すぐにオーロラツアーの集合時間になりました。参加者は私と友達、１人含めて4人でした。思ったよりも少ない。。
早速私たち一向はバンに乗り込み近くのサッカーグラウンドに向かいます。なぜサッカーグラウンドかというと周りが開けていてかつ、市街地の光から離れることができるかららしいです。
バンが走り出すこと5分、
運転手が
「左をみてごらん！もうオーロラが見えているよ」
と私たちに伝えてくれました。
空には非常に強いオーロラがゆらゆらとしていました。
そのサッカーグラウンドに到着し外に出てみると
今日のオーロラのレベルは３
昨日のレベル４よりは一段階下がりますが晴れているせいか、空いっぱいのオーロラをみることができました。
私のカメラ技術ではこの幻想的なオーロラの神秘さ、綺麗さを伝えることはできませんが、アウトドアアクティビティでみた景色の中でダントツで一番魅力的でした。
間違いなく生涯の思い出になるような圧巻のオーロラ鑑賞でした。
オーロラの光の明るさは予測するのがすることが不可能で、突然強くなったり弱くなったりしました。本当にシャッターチャンスは一瞬でカメラにこの美しさを収めるのは難しかったです笑
結局この日は朝4時頃までオーロラを眺めていました。
またいつか、どこかでオーロラを見れたらいいと思います。
このあとは疲れたのでAirbnbまでバンで送ってもらい、すぐに床に就きました。
では、また次回。
【アラスカ】オーロラを見る in フェアバンクス 〜1日目〜
【アラスカ】フェアバンクスでオーロラを見る 〜1日目〜
一生に一度はみたいみてみたいオーロラ。ということで、今回はアラスカへオーロラを求めて行ってました。
成り行きとルート
2018年7月、、、
僕は夏季休暇を使ってどこに行こうか迷っていました。
2018年の一年間はアメリカのカリフォルニア州サクラメントに留学していたのですが、
休みはどうせならアメリカから行く方が日本よりも地理的にも予算的にも条件がいい場所を調べていました。
ニューヨークや、ロスアンゼルスのような大都市もいいなとおもったのですが
やっぱりアウトドア派の私にとってアメリカの無限に広がるような自然を身を持って体感したいと思いました。
中でもアラスカは日本の４倍の面積を誇る大地と自然の中に、オーロラが観測できることに加え、
数多くの野生動物が生息しており現在でも見ることができます！
アラスカは一応カナダを挟んでアメリカ領土です。
アメリカから行くぶんには国内線の扱いで
372＄でサクラメントからの往復券を手に入れることができました。
しかも、2018年時点ではアラスカへの日本からの直行便はありません。
日本からだとシアトルで乗り換えをするルートでのアラスカへの行き方が主流です。
アメリカへの国際線＋アラスカへの航空券と考えると
今回のチケットはなかなかいい値段で買えたのではないかと思っています。
というわけで、カナダを横目でみながらカナダ上空を通過し
アメリカ最北端の州・アラスカに9月12日から19日まで行ってきました！
今回の旅程は、まず北のフェアバンクスに行きその後デナリ国立公園を経由してレンタカーで南下しながら最終目的地・アラスカ州都アンカレッジを目指すものです。
1日目
サクラメント空港に着いたのは6時半。。学期末試験が終わって家に戻り荷物を持ってすぐに家をでました。飛行機の離陸時間は午後8時だったのですこし時間に余裕があるかたちで到着できました。
飛行機はサクラメントを時刻通りに離陸し、シアトルで一度乗り換えをして午前2時半にアラスカ州フェアバンクスに到着しました。
私たちは空港でのチェックアウトの作業を手短に終わらせて、足早に外に歩きました。
なんと言っても一般的にオーロラの観測チャンスは日没して暗くなって日の出の明るくなるまでです。それを見越してこの時間の飛行機を取りました。
また、フェアバンクスは世界一のオーロラ観測率が高いと言われています！フェアバンクスは北極圏に近いものの内陸地であり晴天率も非常に高いです。その観測率は3日以上の滞在で80％以上だと言われています。
空港の外に出てみると、、
見える！！
周りが明るいにも関わらずオーロラが少し見えました。さすが、フェアバンクス
しかし、僕たちはもっとオーロラを見るのに立地の良い場所に行くべく、深夜3時にUberを呼び、周りに街の光や障害となるような建物のない場所に向かいました。初日に行った場所はダウンタウンから３kmほど離れたCreamer’s Fieldと言う結構有名な場所です。
着いてみると誰も周りにはおらず
私たちにとってはオーロラを観測するのには最適な環境でした。
空を見上げてみると、「オーロラが見えない？！」
空港で見えたはずのオーロラが市街地から少し離れた場所からだとあまり見えません。
少しの間、待ってみると、、
空には白い雲のようなものがゆらゆらとしています。
カメラを構えて、長時間露光で空の光を集めて写真にしてその白いゆらゆらの正体を調べようとします。
そこで撮れた写真がこちら→
少し雲に隠れてよく撮れていません。。笑
しかし、実際に初めてオーロラを見た感想としては、オーロラは緑というよりは白くて写真よりも見えにくいです。
この日のオーロラの強さは十段階で言うと４でした。曇ってはいましたがこの日がアラスカに滞在していた期間の中で一番オーロラの強さが高かったです。
1日目のオーロラ観測はこれくらいしか成果をあげることはできませんでした。
気づいたら朝の5時、結局僕たちは２時間半くらいオーロラを見ていたことになります。
1日目には、もう少しオーロラを観測すると思っていたのでホテルは取りませんでした。
ていうことで、昼の11時のチェックインまで６時間くらい時間を潰さなければいけませんでした。
私たちは２４時間営業のスーパーマーケット・ウォルマートで
これからの分の食料を調達しつつ近くのファストフードのレストランがオープンする6時まで待ちました。
北米のファストフード店のほとんどはGoogle Mapでは２４時間営業と書いていても実際には、深夜に空いているということは多くないです。なぜかというとドライブスルーは２４時間だけれども、店内は１１時になると閉める店が多いからです。ややこしい。。
そうこうしている間に、カールズジュニアと呼ばれるアメリカでまあまあ有名（？）なファストフード店で朝食を済ませ、うとうとしてると10時30分くらいになりました。
そろそろ、Airbnbに向けて出発したいと思います。
それではまた次回。
